サーバー変更までの経緯
ハッピーケースの旧ドメイン
から
https://happy-case.jp(新)
に変更しました。
2007年から使っていた旧ドメイン。
長年使って慣れ親しんでいたのですが、制約が多すぎて自由が利かず、どうにもこうにも身動きが取れない状態に・・・
・サーバーの障害が定期的に起こる(復旧まで数日とか)
・502エラーが頻繁に起こる(閲覧人数の制限)
・サーバー容量が少ない
・サーバーにht.access等のファイルを置くことができない
・wordpress不可
特にサーバーの障害で数日間サイトが閲覧不可とか、生きた心地がしませんでした

2023年にサーバーの引っ越しを検討し始めました。
旧ドメインはサブドメインのため、ドメインそのままで他のサーバーへの引っ越しはできません。
googleからの評価を下げずに、新しいドメインに。
専門の人にアドバイスを受けながら、1年がかりでようやく完了しました。
いやあ、長かったです!
ドメイン変更を自力でするために、毎日毎日ネットの勉強。
こんなに勉強したのは学生の時の受験以来でした。
まずは旧サイトの立て直し
まずは旧サイトを万全の状態にして、それから新サイトへと移行します。
やることは二つ。
SSL対応と、モバイルフレンドリー(レシポンシブ)。
こんなこともやってなかったのかと思われそうですが、
やってなかったです

それでも、今までサイトを見ていただいて、改めて感謝ですね。
SSL対応
「http」で始まるURLを、自動で「https」に飛ばすものです。一つのページに、「http」と「https」で始まるURLが二つ存在してしまうという、あまり宜しくない状態でした。
通常はサーバーの「ht.access」に書き込めばすぐの作業が、今回はサーバーに「ht.access」自体を置くことができません。
そこで、↓のようなタグを各ページの</head>の上に貼り付けていくことで対応しました。
<!--http -> https転送 ここから -->
<script>
if (window.location.protocol ==`http:`) {
window.location.protocol = "https:";
}
</script>
<!-- http -> https転送 ここまで-->
もう一つ
<link rel ="canonical" href="https://●●●/.html"/>
ネットの中から見つけたものですが、
スクリプトを作って問題を解決してしまう人、世の中には色々とすごい人もいるものだなあと驚きました。
モバイルフレンドリー対応へ
PC用のサイトのページをスマホで見るとき、スマホの画面に合わせて画面を細長く表示する機能です。白紙のhtmlを、ツギハギを繰り返して全てのページを作っていたので、スマホ表示では指で上下左右にスライドさせないとページ全体が表示できない…。
そして、画面をズームアップさせないと文字が小っさ過ぎ

これは、モバイルフレンドリー対応のテンプレートでページを作り、そのまま白紙のページに上書き転送していくことで解決しました。
この方法、辿り着くまでに3か月ほどかかりました。
あれだけ頭を抱えていたのに、見つけるときは一瞬

そこから途方もない作業。
全てのページを一つ一つモバイル対応に、一から作り替えていく作業の面倒なこと!
夜中なんかもひたすら作業をやっていましたが、でもそこまで苦ではなかったですね。
「やっとモバイル対応できる!」
という喜びの方が大きかったような感じでした。
お気に入りのデスクトップパソコンが
精神的には苦ではなかったけど、体調を一気に崩しました・・・
同時に、使っていたお気に入りのPCもなぜか壊れてしまいました。
電源が入らない・・・分解してパーツを調べても原因が分かりません。
2週間ほど、それはもう粘り強く、原因を探しましたがお手上げです。
「ジャンクPC」としてヤフオクで売って、新しく買いなおすことにしました。
そして買いなおしたPC → HPの「OMEN 875-0208jp」
CPUのpassmarkスコアが、なんと20000超え。
快適というか、快適すぎます!
PCでの作業のスピードが格段に上がりました。
※ジャンクPCを落札していただいた方、原因がすぐに分かったそうです。
グラボを挿している基盤の「×16スロット」の故障、別のスロットに差換えると起動したそうです。
その方曰く
「こんな故障を見たのは初めて、勉強になりました」
とのこと。
私から見ると”プロ”にしか見えません。尊敬します!
ドメイン取得、いよいよサーバー変更
2024年
年が明けて、いよいよ本丸へ!
新しいサーバーと契約して、新しくドメインも取得しました。
旧ドメインから新ドメインに移行したことをgoogleに伝えなければいけません。
今回の肝は
「20年近くやってきた旧ドメインの評価を、可能な限り新ドメインに受け継ぐ」
ことです。
今までの作業ももちろんそうですが、htmlタグの書き換えに関して、特に念入りに行いました。アルファベットをどこか一つ間違えてもページがおかしくなる可能性があります。
「meta refresh=0秒」と「canonical」併用で、301リダイレクトと同じ効果
旧URLから新URLに移行する場合、通常は旧URLのhtaccessに301リダイレクトで
旧URL → 新URL
と書き込めばすぐに済むことなのですが、この方法は使用不可です。
よって、これと同じ効果のあるものを見つけました。
専門の人に色々とアドバイスをいただいて、本当にその存在がありがたかったです。
こちらはgoogleのヘルプ
●meta refresh(0秒)
…新サイトに「0秒」で飛ばす。以前はスパム扱いされていたようですが、逆に、現在はgoogleが推奨する形の一つになっているようです。
旧サイトの各ページのhead内のmeta要素の一番上に、以下を貼り付けます。
<meta http-equiv="refresh" content="0; url=新URL">
●canonical
…ページの正規化。旧サイトと新サイトの構造が全く同じになるため、新サイトのものが正規のものであると示すタグです。
旧サイトの各ページの</head>の上に、以下を貼り付けます。
<link rel="canonical" href="新URL" />
〆は「アドレス変更ツール」
ここまで来ると、ようやく終わりが見えてきました。
旧URLと新URL、両方をgoogle search consoleに登録して、「所有者が同じ」という状態にしておきます。
そして、search consoleの旧URL側
設定→ アドレス変更→ 新URLのアドレスを選択
最後に送信をクリックすると完了です。
体中の力がどっと抜けました。
旧URL側のsearch console
…「新サイトに移行中です」となっています。
新URL側のsearch console
…「旧サイトがこのサイトに移行中です」となっています。
2週間ほどで効果が目に見えてきました。
半年で、移行作業は完了とのことですが、旧ドメインもしばらくはそのまま維持しようかと思います。すごくお世話になったドメインですので。